死役所って感動する話が多いのです。
死役所1巻5条に出てくる江越という男の話では感動ではなく胸がスーっとする話となっています。
江越は死ぬべき死んだクズって言ってもいいくらいのクズな男です。
そのクズ男が死役所に現れ、シ村はどう対応するのか?
果たして成仏をすることができるのでしょうか?
見ものですね・・・・
死ぬべきして死んでいった江越
死役所。シ村さんの笑顔大好き。最後のあれもいいけどね。 pic.twitter.com/72z9wU84HR
— トミケ (@john_and_mike) April 9, 2014
死役所にしては珍しく、死ぬべくして死んでいった男が登場しました。
その男の名は江越といいます。
しかも、死役所で働くのは死刑になった人物だと決まっているので、きっと死役所の読者は江越が役所の新規スタッフになるのかとゾッとするほど嫌な人物が描かれています。
死刑が実行されて死役所にやってきた、クズ過ぎる江越という男の結末が今回の見どころではないでしょうか。
これまで死役所に訪れた人というのはさまざまなドラマがあり、どうして死ぬことになったんだと悔やまれるような人ばかりが描かれていました。
ここに来て、クズな江越が登場するというのはとてもリアルな世界を見せられているような気がします。
ただ働くのが嫌だからという理由で罪もない子供たちを殺して行った江越に対して、シ村さんがどのような対応をされるのはというには必見です。
また、この回ではシ村さんの初めて見せる表情を見ることが出来ます。
これまでの死亡者とは全く異なるタイプの登場、そしてシ村さんが極悪非道な江越に対して取った行動というのはまさに驚くべきものです。
極悪非道な人間が世の中には必ず存在しているということを教えられるような物語となっています。
自ら働かない決意をした江越のラストは必見です。
死刑になってもクズな江越
読み始めて最後まで江越という男が最低すぎて、イライラがとまりませんでした。
しかし、現実的に死刑になるような人物というのは実はこの江越という男のような、もしくはそれ以上の冷淡で無気力で自分の思い通りに世界が動いていないと気がすまないという考えを持っているものなのかと、恐怖を感じました。
江越がシ村に対してうれしそうに殺害したときの状況を語っているシーンはゾッとします。
自分は5人殺して12人怪我をさせた、体の一部がなくなっている者もいるということを自慢げに話している顔は虫唾が走ります。
こんな人が死役所の職員となって出てくるなんて絶対にやめて欲しいと切に願ってしまいました。
働きたくないから人を大量に殺して死刑になったのに、死んでまで働かなくてはいけないなんてとわめいている姿を見ると、何のために死んだんだろうねと言いたくなりました。
死役所に訪れる人のなかでもこの江越という男は最強クラスの嫌な人物です。
この男に対してシ村さんが放った言葉と初めて見る表情には鳥肌がたちます。
いつもは無表情で何を考えているのか伝わりにくいシ村さんですが、さすがにこの男だけは許すことが出来なかったのかもしれません。
英雄気取りで人を殺したことを話すなんてありえないです。
本当にどこまでもクズな最低な男です
江越のラストはスッとする?
コンビ二でバイトをしていた江越はお客こ対応している時に購入するお客のプリンを落としてしまいます。
江越は慌てる素振りもなくお客に拾わせて交換することもなくレジを通してしまったため、お客は怒り、店長にも注意をされてしまうのでした。
明らかに自身が悪いものの、江越はどうして怒られなくていけないんだと逆切れをしてしまい、そのまま辞めてしまうのでした。
無気力な江越は働くことが嫌いであるものの、働かなくては生きていくことが出来ない為、次の仕事を探し始めます。
求人誌を手にしては楽な仕事を探しながらも応募条件を見て悪態を吐きながら、立ち読みをしながら売り物の本に折り目をつけ始める、あまりにも非常識な行動を取るのでした。
そこに、江越に気になる週刊誌の見出しが飛び込みます。
死刑囚の生活とその実態というタイトルで、死刑囚は一日三食、独房で過ごしほとんどが自由な時間であるため、働くこともないというもの。
それは江越が求めているものだったのです。
死刑囚になったら望みどおりに働かずに済む。
江越は死刑囚になるためには人をたくさん殺さなくてはと作戦を練り始めます。
どうせなら未来ある子供をたくさん殺した方が面白いと、その作戦を実行に移すことになるのでした。
自分勝手に人の命をもてあそび、反省の色も全くないクズ。
そんなクズが迎える衝撃的なラスト!
原作で江越の焦った顔をみるとそれまでのイライラがスッと晴れます!
という私はココロの闇を抱えていますかね(笑)
このクズが衝撃的なラストを迎えるようになった理由は死役所の仕組みにあるようです。
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