3巻でレゴシの性癖が判明しましたが、ビースターズ4巻はどうなるのでしょうか?ネタバレを恐れずに4巻の内容に切り込んでみました。
レゴシのハルへの思いは恋心?!
そして、ハルとルイの意外な関係!
3巻で新たに登場したレゴシと同族のハイイロオオカミの美少女「ジュノ」。
ルイ・ハル・レゴシ・ジュノを巡るそれぞれの思いが交錯した恋愛の行方はどうなるのでしょうか?
いかにも学園もの!というドキドキの展開が始まります!
(ネタバレ内容も含みますのでご注意ください。)
ルイとハルがラブラブ?目撃したレゴシは・・・
3巻でパンダ先生にレゴシハルへの思いは「狩猟本能が変形した恋愛感情」と突きつけられ、困惑したレゴシ。
自分の感情は恋愛感情ではないとして、隕石祭の準備をしていたレゴシ。
そこへ、園芸部の出店の手伝いをお願いしに、レゴシの元へ来たハルに
「演劇部の準備が忙しいから・・・」
となんとなく距離をおいてしまいます。
その日は、珍しく演劇部部長のルイも隕石祭の準備に、現場に訪れていました。
そこで、レゴシが見てしまったのは、いつもは見せないハルのはにかんだ様な満面の笑顔。
そして、笑顔でハルの頭を撫でる、ルイの姿でした。
もうレゴシ、ウサギ専用のエロ本読んで悩んでる場合じゃないですよね!?
ルイとハルは付き合っている?
園芸部の部屋でひっそりと身体を重ねるルイとハル。
えぇ?!まさかのルイまでもがハルの身体目当て?!とびっくりしますがそうでは無いようです。
馴れ初めは一年の頃に、角の生え変わりで角が落ち、頭から血を流しているルイをハルが助けたことから始まります。
自身のプライドを掛けて、角が無いことを誰にも口外するな!とかなりの大金(12万円ぐらい?ルイほんとにボンボンだな・・・)でハルを買収しようとしたルイに、ハルは一蹴。
「あなた自意識過剰すぎなんじゃない?」
「別の条件を飲めば秘密にしてあげるわよ」
と、お金を受け取らずルイの怪我の治療とフェイクの角が出来上がるまでと条件に、園芸部の部室を自由に使っていい、約束をしました。
この時のルイはハルにとっては「ただのバンビちゃん」。
憤慨するルイですが徐々に気を許していきます。
ルイとハルの距離は縮まり、そしてキス・・・
しかしルイは名家の御曹司。
卒業後は同じアカシカの名家の婚約者と結婚し、血統を残す指名があります。
つまり、どれだけお互いを思っても異種カップルは学生時代のみの遊びで、将来敵には同族と結婚するのがこの世界の秩序なのです。
いつも、自分の立場とプライドを掛けて、周囲に一切のスキを見せないルイが、ハルといる時だけは、とても優しく柔和な表情を見せます。
お互いに思い合っているのに、その運命は今しかない・・・そう考えると切なさがこみ上げるシーン(泣)
ハルが、誰とでも関係を持って、寂しい心を一時でも埋めている原因の8割方はこれだと確信しました!辛い!
ルイに嫉妬をするレゴシ
普段見せない優しげでとても親しげな表情でハルの頭をナデナデしているルイ。
また、レゴシはこの時の様なハルの笑顔を見たことがありませんでした。
本能的に2人は付き合っていると感じたレゴシは、持っていた絵の具のチューブを握りつぶす程、2匹への嫉妬の感情が湧き上がります。
一度は終わりにしようとしたハルへの感情が間違いなく「恋」だ、と気付くのでした。
「俺は、好きだ」
ようやくレゴシが男になった・・・!
肉食獣と草食獣の違いに葛藤するレゴシ
肉食獣だけれども、草食獣のハルに恋したレゴシ。
彼女のことを少しでも理解しようと試みますがハルには、
「常に死と隣り合わせの草食獣の気持ちなんて分かりはしない」
と言います。以前ハルを「食べようとした」レゴシは後ろめたい気持ちと、実は自分が襲ったということをハルに打ち明ければならないと思い葛藤します。
また、ハルはレゴシと同じテーブルで食事をするものの、本能が彼の前から逃げようとさせ、足もとは常にガクガク。
肉食と草食の壁はお互いの本能を前には超えられないのでしょうか。
また、同じ草食獣同士でもルイとハルの様に異種同士の婚姻は歓迎されない様です。
名家の御曹司であるアカシカのルイと、ドワーフウサギのハル。
2人の思いが本当でも将来はないと考えると思いを断ち切るのは辛すぎませんか!?
お互いの立場は分かっていても、将来がない恋愛なんてハルじゃなくてもメンタルやられますよーーーー!
レゴシに片思いのジュノ
レゴシと同じハイイロオオカミの1年の女子生徒「ジュノ」。
彼女はその美貌を妬まれ、演劇部の女子部員から孤立していました。
3巻では肉食獣だからといって、男児生徒にいじめられているところを、レゴシが助けていましたね!(ジュノが可愛いからからかいもあっていじめていたんでしょうが・・・)
同じハイイロオオカミとして、ジュノは淡い恋心をレゴシに抱き始めます。
ジュノが心に決めたこととは?
しかしレゴシへの憧れで覚醒したジュノはイヌ科の雌らしい本質、社交的・家庭的で明るく気立ての良い振る舞いを見せ、上手く立ち回り演劇部内での信用を得ていきます。
様子見してたダンスチームの先輩シイラからも「ルイとは違うカリスマがある」と評価されるほど。
ジュノは、「レゴシの気持ち」「地位」「美貌」を全て手中にするために、先輩であるルイに、「次期ビースターは私がなる」と戦線布告をします。
ここで、愛らしく美しく、気立ても良いメスのハイイロオオカミのジュノが、実は肉食獣らしく、とても野心家な女の子だということが発覚します。
ルイには「美貌はもう手中にあるだろう」と言われていましたが、信頼を勝ち取っていったのはジュノの努力の賜物ですよね。
4人の恋の行方はどうなるのか?
4巻は、学園内で様々なキャラクターの恋模様が複雑化していき、前巻と違い王道の学園ドラマのようでしたね!
ハルへの思いがやっと「恋」だと気づいたレゴシに突きつけられた、ルイとハルの関係。
そして、レゴシに恋心を寄せるジュノ。肉食獣と草食獣が入り乱れた恋愛模様はどうなるのでしょうか?
ルイとハルの何故かとても切ないラブシーンを越えて、今後の4人の関係が気になって仕方がありません。
また、今後の展開にジュノがさらなる波乱を起こしていくことにも期待!
更に、隕石祭の準備中にハルが攫われてしまうという事件も発生し、もうドキドキすぎる展開!
頻発している「食殺」事件との関係は?!
5巻が待ちきれません!
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